異業種からの挑戦!大学職員への転職体験談とその秘訣

大学職員への転職

はじめに

近年、異業種から大学職員への転職を目指す方が増えています。その背景には、教育業界の安定性や社会貢献性への魅力、そして自身のスキルを新たなフィールドで活かしたいという想いがあります。本記事では、異業種から大学職員への転職を成功させた方々の体験談を交え、その秘訣を詳しく解説します。

大学職員転職成功のポイントと魅力を徹底解説

大学職員の主な業務内容

大学職員の業務は多岐にわたります。主な部署とその業務内容は以下の通りです。

  • 教務系:授業運営、履修登録、成績管理など
  • 学生支援系:学生生活のサポート、奨学金、就職支援など
  • 広報系:大学の広報活動、入試広報、イベント企画など
  • 総務系:人事、財務、施設管理などの大学全体の運営
  • 研究支援系:研究プロジェクトのサポート、産学連携の推進など
  • 人事系:人事管理、採用活動、労務管理など
  • 情報系:情報システムの管理、ITインフラの整備、データセキュリティの確保など
  • 会計系:財務管理、予算編成、会計処理、資金調達など

近年注目されるDX推進

コロナ禍以降、DX(デジタルトランスフォーメーション)が大学でも重要なテーマとなっています。情報系の職員が中心となり、DXプロジェクトを推進する大学が増えてきています。DXの推進は、教育や研究の質を高めたり、法人運営業務効率を向上させるだけでなく、学生サービスの充実や国際競争力の強化にも繋がります。

具体的なDXの取り組みとしては:

  • オンライン授業の拡充:デジタル教材の作成や学習管理システム(LMS)の導入により、時間や場所にとらわれない学習環境を提供。
  • 生成AIの活用:チャットボットやAIアシスタントを用いて、学生からの質問に自動応答したり、個別学習の支援を強化。
  • RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の活用:定型的な事務作業を自動化し、業務効率を大幅に向上。
  • ノーコード・ローコードアプリ開発:専門的なプログラミング知識がなくても、業務に必要なアプリケーションを迅速に開発・導入。
  • 業務プロセスのデジタル化:事務手続きのオンライン化やペーパーレス化により、業務効率を向上。
  • データ活用による意思決定:ビッグデータやAIを活用し、教育効果の分析や学生支援の強化を実現。
  • セキュリティ強化:サイバーセキュリティ対策を強化し、安全な情報環境を整備。

DXは国公立私立どこの大学でも重要課題となっており、志望する大学がどのようなDXの取り組みを行っているかを確認することは、転職活動において非常に重要です。生成AIやメタバース、RPA、ノーコード・ローコード開発などの最新技術に関する知識や経験がある場合、それらを活かしてどのように貢献できるかを明確にすることで、より説得力のある志望動機を作成できます。

大学職員の魅力・やりがい

大学職員として働く魅力には、以下のような点があります。

  • 社会貢献性:教育を通じて次世代の育成に携わることができる。
  • 安定した環境:比較的安定した雇用形態と福利厚生。
  • 多様な業務経験:様々な部署での業務を通じて幅広いスキルを習得。
  • 国際性のある職場:留学生対応や国際交流業務など、グローバルな環境で働ける。

また大学職員は、仕事のやりがいに加えて、ワークライフバランスを確保しやすい環境にあります。有給休暇が取りやすく、育児休暇や産前・産後休暇も取得しやすい傾向にあります。筆者自身も男性として育児休暇を取得することができ、上司から「取得しないの?」と促されるほどでした。また、テレワークやフレックスタイム制度を取り入れている大学も多く、非常に働きやすい環境です。私も、テレワークが廃止されつつある世の中において、週2日のテレワークを行っており、子どもの送り迎えをするなど家庭との両立がしやすいです。

このように、大学職員としての働き方は、多様なライフスタイルに対応できる柔軟性があります。ワークライフバランスを重視しつつ、社会に貢献できる点は、大きな魅力と言えるでしょう。

求められるスキルと能力

大学職員に求められる主なスキルは以下の通りです。

  • コミュニケーション能力:学生、教員、外部関係者との円滑な連携
  • 事務処理能力:正確かつ効率的な業務遂行
  • 企画・提案力:新たな取り組みやイベントの企画立案
  • 語学力:英語を中心とした外国語能力(国際業務の場合)
  • 問題解決能力:課題に対して柔軟に対応し、解決策を見出す力

大学は、学生やその親御さん、研究者、企業、寄付者、地域の方々など、多種多様なステークホルダーと関わります。そのため、業務も非常に多岐にわたり、様々なスキルを活かすことができます。社会人経験者はこれまでに培った専門的な知識やスキルを活かし、即戦力として非常に重宝されます

例えば、営業職でのコミュニケーション能力や交渉力は、大学の広報活動や産学連携の場面で大いに役立ちます。IT業界でのシステム開発経験は、情報部門でのDX推進やシステム改善に活かせます。財務や経理の知識は、会計系の部署での予算管理や資金調達に貢献できます。

自身のどのような能力が大学のどの業務で活かせるかをしっかりと調査し、それを的確にアピールすることで、魅力的な人材として評価されるでしょう。大学は多様なバックグラウンドを持つ人材を求めており、その経験が新たな視点やアイデアをもたらすことを期待しています。

多種多様な業務領域がある大学では、自分の強みを最大限に活かせるフィールドがきっと見つかります。転職活動においては、志望する大学のニーズや課題を理解し、自分がどのように貢献できるかを具体的に示すことが成功への鍵となります。そのため、転職活動においては大学についてよく熟知している人に相談することをお勧めします。

異業種からの転職成功者の体験談

これまで大学職員への転職支援を行ってきた筆者が支援したケースを紹介します(なお、各ケースは個人が特定できないよう内容を一部変えております)。

ケース1:システムエンジニア(SE)から大学職員へ

【プロフィール】
30代前半、前職はシステムエンジニアとして10年間勤務。

転職のきっかけと動機
前職での激務から、「ワークライフバランスを重視しつつ社会貢献度の高い安定した職場で働きたい」と考えるようになりました。ITスキルを活かせる大学の情報システム部門に魅力を感じ、転職を決意しました。

これまでの経験が活かせたポイント
システム開発の知識とプロジェクトマネジメントの経験が、大学の情報システムの改善プロジェクトやDXの推進で大いに役立ちました。

ケース2:別の大学の職員へ転職

【プロフィール】
20代後半、地方国立大学にて5年間勤務。

転職のきっかけと動機
現職でも大学職員だったものの、結婚後、奥さんと自身の地元へのUターンを検討。同じ業種ということで自身の経験をダイレクトに活かせる地元の大学へ志望。

これまでの経験が活かせたポイント
現職も大学職員とのことでダイレクトに自身の経験が活かせました。また、地元ということもあり地方活性化にも積極的に取り組む大学で、一層やりがいを持って業務に取り組むことが出来ています。

ケース3:金融業界から研究支援職へ

【プロフィール】
30代、前職は銀行での融資業務に10年間従事。

転職のきっかけと動機
地方銀行の将来性に不安を抱き、また、学術研究の発展に貢献したいと考え、研究資金の管理や産学連携をサポートする職種に興味を持ちました。

これまでの経験が活かせたポイント
大学では寄附金が重要な収入源となっているため、卒業生や大学関係者へ寄付金を募る営業を行う際に、銀行での業務経験が活きました。

異業種からの転職で成功する秘訣

自己分析の重要性

自分の強み・弱みを知る

転職活動の第一歩は、自己分析です。これまでのキャリアで培ったスキルや経験を整理し、大学職員としてどのように活かせるかを考えましょう。自分では気づかなくても、客観的に見ると活かせるスキルは多く存在します。また、前述のように大学は多種多様なステークホルダーと関わるため、業務も多岐にわたり、活かせる能力も非常に多様です。

私自身、学生時代にラグビーをしていました。ラグビーでは、足の速い選手、バランスの良い選手、力強い選手、戦略を練るクレバーな選手など、様々な能力を持つ選手たちが力を合わせて試合に臨みます。大学職員の仕事もこれに似ており、多様なスキルや経験を持つ人々が協力して組織を支えています。

キャリアの棚卸し

現職や前職でのプロジェクト成功事例や、困難を乗り越えた経験を具体的に書き出し、アピールポイントを明確にしましょう。内容の大小に関わらず、自分が成し遂げたことに誇りを持ってアピールすることが大切です。

重要なのは、どのような思いからどのような行動を行い、そして結果としてどうなったかを論理的に説明できるかです。それが3人のプロジェクトであれ、1000人のプロジェクトであれ、関係ありません。自信を持ってアピールし、卑下しないことが大事です。

特に、大学職員を志す方は謙虚な方が多い傾向にあり、「こんなことを書いてもいいのでしょうか?」という質問をよく受けます。しかし、自分の経験やスキルを自信を持って伝えることが重要です。ただし、魅力的に伝える技術も必要ですので、その点はエージェントや外部サービスを活用するのも一つの方法です。

大学業界の理解を深める

教育業界の現状と課題

日本は少子高齢化が進行しており、大学は入学者数の減少という大きな課題に直面しています。特に私立大学は、収入の多くを学生からの入学金や受験料、授業料に依存しているため、今後の経営が厳しくなることが予想されます。このような状況下で、国公立・私立を問わず、寄付金の獲得に力を入れる大学が増えています。

しかし、寄付金を集めるためのノウハウがまだ十分に確立されておらず、俗人的かつアナログな営業方式に頼っているケースが多いのが現状です。これにより、効率的な資金調達が難しく、多くの課題が残されています。そのため、営業やマーケティングの経験がある方は、寄付金獲得の戦略立案や広報活動に貢献できるでしょう。デジタルマーケティングの知識を活かし、寄付者とのコミュニケーションをデジタル化・効率化することで、寄付金獲得のプロセスを改善提案することもできるでしょう。また、ITスキルを持つ方は、寄付者データの分析や管理システムの構築などで力を発揮できます。ご自身の強みと大学の課題をうまくマッチングさせることで質の高いESを書くことが出来ます。

大学ごとの特徴と文化

大学は、研究・教育のみならず、産学連携による地域貢献なども積極的に行っています。地域に応じて大学に求められる役割も異なり、産学連携を主に期待される大学もあれば、世界を舞台に研究を進めることを理念とする大学もあります。

各大学の特色を理解し、その方向性に合ったエントリーシート(ES)を作成することで、採用担当者に「この人は大学のことをよく理解しているな」と感じてもらうことができます。志望する大学の理念や教育方針、現在取り組んでいるプロジェクトなどを調べ、自分の価値観やスキルと一致する点を見つけてアピールしましょう。

エントリーシート・履歴書作成のポイント

明確な志望動機と具体的な経験を盛り込む

エントリーシートや履歴書は、採用担当者にあなたの魅力を伝える重要なツールです。特に大学職員への転職を目指す場合、明確な志望動機具体的な経験をしっかりと盛り込むことが大切です。

  • 志望動機の明確化:なぜ大学職員を志望するのか、その理由を具体的に述べましょう。例えば、「自身のスキルを教育現場で活かしたい」、「社会貢献度の高い仕事に携わりたい」など、あなたの価値観や目指すキャリアと大学の理念や使命が一致していることを示すと効果的です。
  • 具体的な経験の記載:前職での業務内容や成果を具体的に記載します。業務の規模や役割、達成した成果を具体的な数字や事例で示すことで、採用担当者にあなたの実力を伝えることができます。

数字や成果を用いて実績をアピール

  • 定量的な実績の強調:売上高、コスト削減額、プロジェクトの完遂率など、数字で表せる成果は積極的に記載しましょう。例えば、「年間売上を20%増加させた」、「プロジェクトの納期を30%短縮した」など、具体的な数字は説得力があります。
  • 成果の背景とプロセスを説明:成果を達成するためにどのような取り組みを行ったのか、そのプロセスや工夫した点を説明することで、あなたの能力や姿勢をより深く理解してもらえます。

前職の経験をどうアピールするか

異業種で得たスキルが大学職員の業務でどう活きるかを具体的に説明:異業種から大学職員への転職では、前職で培ったスキルがどのように大学で活かせるかを明確に伝えることが重要です。例えば下記のようなものがあります。

  • プロジェクト管理能力:プロジェクトの計画、実行、評価までの一連のプロセスを管理した経験は、大学の業務でも求められます。例えば、イベントの企画運営や新システムの導入などで活かせます。
  • チームリーダーシップ:チームをまとめ、目標達成に導いた経験は、組織内でのリーダーシップを発揮する場面で役立ちます。大学では多様な関係者と協働する機会が多いため、この能力は非常に重要です。
  • 顧客対応スキル:顧客のニーズを把握し、満足度を高めた経験は、学生対応や教員サポート、外部関係者との連携などで活用できます。高いコミュニケーション能力や問題解決力が求められます。

スキルの関連性を大学の中期計画などに従って具体的に示す

  • 具体的な事例の提示:前職での経験を具体的なエピソードとして述べ、それが大学職員の業務にどう関連するかを説明します。
    • 例:「前職で新規プロジェクトの立ち上げを担当し、チームをリードして目標を達成しました。この経験を活かし、現在貴学で進行している〇〇〇プロジェクト推進に貢献できます。」
  • 業務の共通点を強調異業種でも共通する業務プロセスや課題があることを示し、自分の経験が直接活かせることを伝えます。
    • 例:「顧客対応で培ったコミュニケーション能力は、学生や教員との円滑な連携に役立つと考えています。」

自己PRで自信を持ってアピール

  • 自分の強みを明確に:これまでの経験で得た強みを整理し、それが大学でどのように活かせるかを具体的に示しましょう。ただし、あまり詳しく話しすぎないことも重要です。伝えたい思いが先行して専門的な内容を羅列してしまうと、採用担当者(大学の人事担当)は理解しにくくなります。内容をそぎ落としてでも、わかりやすく伝えることが大切です。シンプルで明確な表現を心がけ、自分の強みを効果的にアピールしましょう。
  • 前向きな姿勢を強調:新しい環境での学習意欲やチャレンジ精神をアピールすることで、採用担当者に好印象を与えます。大学では、良くも悪くもチームプレーで業務が進行しています。そのため、前向きな姿勢で職場を明るくしてくれる人を求めています。自分がチームの一員としてどのように貢献できるか、積極的な姿勢で業務に取り組む意欲を具体的に伝えると良いでしょう。

面接対策

よくある質問とその回答ポイント

面接では、以下のような質問がよく出されます。事前に回答のポイントを押さえて準備しましょう。

  1. なぜ大学職員を志望するのか?

    回答のポイント:

    • 志望動機の明確化:自分の価値観やキャリアビジョンが大学職員の役割とどう一致するかを説明します。
    • 大学の理念や特徴への共感:志望する大学の理念や取り組みに共感していることを示します。ただし、なぜ共感しているかは明確にする必要があります。それを立証する根拠となるのが自身の価値観です。つまり「私は〇〇〇と強く思う。貴学の理念は△△△である。一致するため、共感する。」という論理です。
  1. 前職での経験をどう活かせるか?

    回答のポイント:

    • 具体的なスキルや経験を挙げる:前職で培ったスキルが、大学の業務にどう関連するかを明確にします。
    • 成果や実績を示す:数字や具体的な事例で、自身の実績をアピールします。
  2. 大学の課題に対してどのように貢献できるか?

    回答のポイント:

    • 大学が直面する具体的な課題を理解していることを示す:各大学には中期目標や中期計画が必ずあります。それは大学が中長期的にどうありたいかを対外的に公表しているものであり、全教職員はそれを目指して日々仕事をしています。的外れな発言をしないように、しっかりと調査してから臨みましょう。
    • 自分のスキルや経験が、その課題解決にどう役立つかを説明:課題を解決するためには様々な役割が複合的に作用します。それはつまり、どのような課題であってあなたのスキルが生かせるということです。ただ、それをどう生かせるかをアピールするには若干の技術が必要です。転職サービスの利用などを検討するのも一つの手です。

面接でのマナーと注意点

  • ビジネスマナーの遵守:時間厳守、適切な服装、丁寧な言葉遣いなど、基本的なマナーを守ることは信頼感を高めます。
  • 誠実で前向きな姿勢を示す:質問に対して正直に答え、意欲や熱意を伝えましょう。大学はチームプレーで業務が進行しており、職場を明るくしてくれる前向きな人材を求めています。
  • エントリーシートの徹底的な読み込み
    • 重要なポイント:意外にも多くの方が、面接前に自分のエントリーシートを十分に読み込んでいません。しかし、採用担当者はそれに基づいて質問をしてきます。それ以外に事前情報はないと思ってください。
    • 対策:エントリーシートの内容をしっかりと把握し、自分が書いたことについて何でもすらすらと答えられるように準備しましょう。
  • 話しすぎず、要点をまとめる
    • 簡潔に伝える:伝えたいことが多くても、長々と話すと要点がぼやけてしまいます。質問に対して的確に答え、要点を押さえた説明を心がけましょう。
    • 専門用語の使用に注意:採用担当者は専門外の場合も多いため、わかりやすい言葉で説明することが重要です。難しい専門用語の羅列では伝わらないと思ってください。
  • 非言語コミュニケーション
    • 表情や態度:明るい表情や適度なアイコンタクトは好印象につながります。
    • 姿勢や身だしなみ:背筋を伸ばし、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。

意外な盲点!?超重要ポイント

多くの方が見落としがちなのが、事前に提出しているエントリーシートを読み込むことです。採用担当者はそれに基づいて質問をしており、それ以外の事前情報はありません。しっかりと読み込み、何でもすらすらと答えられるようにしましょう。

異業種からの転職で注意すべき点

給与・待遇の変化への対応

大学職員の給与は安定していますが、民間企業より低い場合もあります。特に、私立大学と国立大学では待遇に大きな差があることがあります。私立大学は独自の給与体系を持つことが多く、福利厚生や昇進制度も大学ごとに異なります。一方、国立大学は公務員に準じた待遇となり、給与水準や昇給ペースが一定である反面、私立大学よりも給与が低めになる傾向があります。

そのため、志望する大学の待遇を事前にしっかりとチェックすることが重要です。給与だけでなく、福利厚生、勤務時間、休暇制度なども含めて総合的に確認しましょう。ライフプランを見直し、自分の生活設計やキャリアビジョンに合致しているかを検討することが大切です。

例えば、家庭を持っている方や将来的な資金計画がある方は、給与水準や昇給見込み、退職金制度などを詳細に確認すると良いでしょう。また、ワークライフバランスを重視する場合は、休暇の取得状況や勤務時間、テレワーク制度の有無なども重要なポイントとなります。

企業文化や働き方の違い

大学は意思決定のプロセスが慎重で、スピード感が異なることがあります。柔軟に対応できる心構えが必要です。

また、「レク」と呼ばれる管理職や理事への説明が多く、何度も行うこともあります。正直なところ、これを面倒に感じる方もいるでしょう。しかし、大学を志望する場合は避けて通れないプロセスであり、前向きに受け入れる努力が必要です。これに拒絶反応を示す方もいますが、組織の一員として円滑に業務を進めるためには、このようなプロセスにも順応することが求められます。

大学職員への転職活動のステップ

求人情報の収集方法

大学公式サイト
採用情報や募集要項が掲載されています。

転職サイト・エージェント
転職サイト経由でエントリーシートを入手させる大学もあります。いずれにせよまずは大学のHPを確認しましょう。

応募から内定までの流れ

  1. 一般的な大学職員への応募から内定までのプロセスは以下の通りです。

    1. 書類選考履歴書、エントリーシートを提出。

    2. 筆記試験・適性検査一般常識や専門知識、性格検査など。

    3. 面接(一次・二次)個人面接や集団面接、プレゼンテーションが求められる場合も。

    4. 内定・条件交渉給与や配属先の確認。

    注意: 上記はあくまで一例であり、大学によって変動します。各大学の募集要項や選考プロセスを必ず確認しましょう。

まとめ

異業種から大学職員への転職は、自分の経験を新たなフィールドで活かす絶好のチャンスです。大学は多様なステークホルダーと関わり、多岐にわたる業務を行っています。その中で、あなたのスキルや経験が活きる場が必ずあります。

成功の鍵は、自己分析を徹底的に行い、自分の強みや経験を整理すること、そして大学業界の現状や課題、志望する大学の特徴や文化を深く理解することです。応募書類では明確な志望動機と具体的な実績を効果的にアピールし、面接では誠実で前向きな姿勢を示しましょう。

また、大学特有の組織文化や意思決定プロセス、給与体系やキャリアパスの違いを理解し、柔軟に対応できる心構えを持つことが重要です。待遇面や働き方については、事前にしっかりと情報収集を行い、自分のライフプランと照らし合わせて納得のいく選択をしましょう。

転職活動は決して楽な道のりではありませんが、しっかりと準備を行い、自分の強みを自信を持ってアピールすることで、必ず道は開けます。新しい環境での挑戦は、不安もありますが、それ以上に大きなやりがいと成長の機会をもたらしてくれるでしょう。

教育の未来を担う大学職員として、新たなキャリアを築いてみませんか? あなたの経験やスキルは、きっと大学の発展に貢献できるはずです。一歩を踏み出していませんか。

【お知らせ】エントリーシート添削サービスのご案内

異業種から大学職員への転職をサポートするため、エントリーシート添削サービスを提供しております。あなたの魅力を最大限に引き出すお手伝いをいたします。

本ページ末尾にココナラのリンクを掲載していますので是非ご検討下さい。

最後に

異業種から大学職員への転職は、新たな挑戦でありつつ、これまでの経験やスキルを活かせる絶好の機会です。大学は多様なバックグラウンドを持つ人材を求めており、その多様性が組織の活力や革新につながります。

転職活動を通じて自己分析を深め、大学業界の現状や課題を理解し、志望する大学の特徴や文化に共感することで、強みを最大限に発揮できるでしょう。困難に直面することもあるかもしれませんが、しっかりと準備を行い、自信を持って挑戦することで、新たな道が開けます。

大学職員は、社会貢献性が高く、ワークライフバランスも確保しやすい魅力的な職業です。

新しい一歩を踏み出すあなたを、心から応援しています。

自分の可能性を信じて、ぜひ挑戦してみてください。

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